南島原)商工会セミナーにて地域活性化講演をしました

ご縁あって12/1(金)に南島原市商工会青年部様のセミナーにお招きいただき、

「今なぜIRなのか~IRに何を期待するか~」

と題した講演を行ってまいりました。

西九州新幹線が開通したばかりの長崎県ですが、その恩恵を享受するのは主に県の西側・長崎市方面。
今回伺った南島原市はその手前で島原半島へと折れた先にあるため、あまりメリットはありません。
しかも約30年前の雲仙普賢岳の大噴火による甚大な災害の爪痕も完全に癒えたとはいえません。

駅からセミナー会場まで、青年部の方の運転で送っていただきましたが、何度となく出る言葉は「陸の孤島」。
それは会場に着いてからも、また講演後に参加させていただいた懇親会でも何度耳にしたかしれません。
僕から見たらワクワクの宝庫なのに、地元の人の目には新幹線もなければ高速道路もない孤島ということなのでしょう。

今回は単なる地域活性化の講演ではありませんでした。
セミナー表題にもあるように、IRを主軸に話してほしいというオファーでした。
観光プロジェクトや、地域や商品のブランディングという演題は数多くお引き受けしてまいりましたが、IRはこれが初めて。

今なぜIR?——今回の演題に採用したこのフレーズは、僕もオファーを受けたときに感じました。
それもそのはず、長崎県は大阪府市とならび、IRの誘致計画を国に提出したものの、残念なことに長崎県の計画のみ戻され、いったん保留の裁定となっています。

講演前に担当者様とお話しさせていただきましたが、

  • IRについてしっかり理解している人はいない
  • IRを誘致したいと考えているのは行政サイドであって、県民とくにIR候補地から遠く離れた南島原の市民は関心が高いわけではない

といったような南島原市の微妙な温度感をまず教えていただきました。

スライド表紙

90分の講演の前半は主にIRに関して、その暗闇と必要性について話しました。
後半は、そこから発展してインバウンドに選ばれる地域資源の見つけ方などをお話ししました。

講演冒頭こそ眠そうにしている人もおられたましたが、次第に顔も上がり、後半は多くの方にお聴きいただけたように思います。

セミナー後は近くの居酒屋で懇親会が開かれ、なんと私までお招きいただきました。
多くの聴講者さまと膝をつき合わせながら酌み交わすお酒。
詳しくは書きませんが、話題はもちろん南島原の何がインバウンドを惹きつけるのか、といった話。
いや、それにしても飲みながらだとどうしてこうも本音が次々出てくるのでしょう。
とても温かい時間を過ごすことができました。

南島原市商工会の皆さまに幸多くありますように。
このたびはお招きいただき、ありがとうございました。

これからもKOBESTは魅力発掘、そして効果的な発信のお手伝いをいたします。

〈KOBEST ブログ〉のフォローお願いします!

KOBESTにおまかせください

キャリア形成、人材育成、地域活性化――
KOBESTあなたの宝探しをお手伝いします。
まずはお気軽にご相談ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です